日本酒のラベルを見ていると、
「精米歩合」という言葉を目にすることがあります。
では、精米歩合とはいったい何でしょうか?
簡単にいうと、
お米をどれだけ残して磨いているかを表す数字です。
普段食べている飯米(はんまい)は、一般的に精米歩合が90~95%程度。
つまり、玄米から表面を少し削り約90~95%を残した状態です。
一方、日本酒では、
酒造りに適した状態にするため、さらにお米を磨きます。
たとえば「精米歩合50%」なら、
玄米の外側を50%削り 中心部分の50%を残したお米で酒を造るということです。
お米を半分も削ってしまうのですから、まさに贅沢な酒造りといえます。
では、削った部分は捨てられてしまうのでしょうか?
実はそうではありません。米ぬかなどとして、食品をはじめさまざまな用途に活用されています。
精米歩合が低いほど高級なの?
「精米歩合35%」など、米を大きく磨いた日本酒もあります。
ただし、精米歩合が低い(数字が小さい)=必ずおいしい、というわけではありません。
お米を磨くことで、表層部に多く含まれるたんぱく質や脂質などを減らし、雑味の少ない、きれいで華やかな味わいを目指すことができます。
一方で、あまり磨かずに造ることで、米本来の旨みやふくらみを楽しめる日本酒もあります。
最近では、精米歩合80%、90%など、あえてお米をあまり磨かずに造った純米酒も登場しています。
「たくさん磨けば高級」「あまり磨かなければ低級」ということではありません。
精米歩合の違いによって、味わいや香りの個性が変わる――。
これも日本酒選びの面白さのひとつです。
ぜひラベルの「精米歩合」にも注目して、自分好みの一本を探してみてください。

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