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令和の米騒動!酒蔵では酒米確保に不安が残る!

酒米確保

米の心配。

日々の食卓に欠かせない米。

値段の問題以前に、スーパーの棚に並んでいないという現実。安心して食べられる日は戻ってくるおだろうか・・。

食米だけではなく、酒米においても不安が広がっている!

東北の酒蔵では、酒米確保に不安という記事があったのでココに取り上げてみた。

日本酒造りの原料となる酒米の調達に不安が広がっている。

酒米は栽培に手間が掛かり食米より高値で取引されていたが「令和の米騒動」の余波で価格が逆転した。というのも食米の生産を農家が優先したことで生産見合わせを余儀なくされる酒蔵が増えている。「酒米の価格を食米と同じくらいの水準にしてほしいと農家から伝えられている。日本酒は嗜好品なので、値段が上がれば買い控える動きが出るので価格転嫁は難しい」。現在、酒蔵では酒造りの酒米調達は目途は立ったものの仕入価格に不安が残るという。

農家にとって酒米は栽培にも手間が掛かる。面積あたりの収量が少なく倒状も起こりうる。肥料など栽培管理も大変で、食米より高値で取引されていた。JAデータによると、食米1俵(60キロ)12,000~15,000円台だったのに対し、酒米(山田錦)は、23,000~24,000円台に推移していた。

農家が酒米を栽培する利点として、価格に高さにあった。食米が品薄になり価格が高騰した影響で食米1俵あたり、25,000円台を記録した。政府が備蓄米を放出しても高値が続いている。酒米価格が食米を下回ったことから、秋ごろに収穫される酒米の作付けを見送る農家が増えている。

ある農家では、「今年、酒米の作付けはしない。新型コロナウイルス禍で外食などの需要が冷え込みコメが余り食用米の作付けを減らしたという経緯にもある。需要増で高値が見込める食用米を作りたい」と言う。

酒蔵が酒米を確保する主な方法は、農家との直接契約やJAなど集荷団体を通しての買い取りや各県の酒造組合を通しての調達がある。

酒造組合らかの調達は、組合が酒蔵の要望を聞き、必要数を集荷団体に提示し買い取り後、各蔵に分配する。調達の買い取り価格は酒の仕込みを控えた9月ごろに提示される。

今年は、酒米の調達数は昨年と比べて減っていると酒造組合は通告している。不足する酒米は他県からの調達を考えるが輸送コストなどを考えると現実的ではない。豊作になり少しでも安く買い取れることを期待したいが、生産量を減らさざる得ない流れになりそう。

青森の蔵元では、「調達量の確保はできたが、仕入れ値が2倍近くになるのを覚悟しているという。酒米の確保の不安視される一方、酒米を酒造会社自ら生産する取り組みも広がっている。耕作放棄地や農家から土地を借り酒米を栽培している。ただ、費用対効果を考えるとほとんどの酒造会社は酒米を購入している。日本酒の出荷量は減少しているが、和食ブームによっり海外での引き合いは増加している傾向にある。輸出拡大を目指す酒蔵にとっては原材料不足は痛手となっている。

ユネスコの無形文化遺産に登録された

「伝統的酒造り」きびしい岐路に立たされている!

                              ・・・乾杯!

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