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酒樽

樽酒は 日本酒を木製の樽に貯蔵したものをいいます。

木製の樽の材質は、主に杉材が使われていますが、檜(ひのき)材もありますし、そのルーツは柳の木から始まっています。今では、杉材で作られた酒樽が主流で吉野杉で作られた酒樽は重用されています。

杉樽に貯蔵された日本酒は、爽やかな香りや成分がお酒に移り美味しさが増す醍醐味があり、木樽の力でさらに美味しくしてくれる特徴を持っています。

大きく分けると樽酒は、木樽に詰めて出荷される「酒樽詰」と、一升瓶などの瓶に詰め替えられる「たる酒瓶詰め」があります。「たる酒瓶詰め」は、杉樽で一旦貯蔵し、木の香りや成分がお酒に移った(乗った)後、一升瓶などに詰め替えられるのです。樽酒は、清々しい香りをまとわせた旨さの乗ったお酒で、それは樽のままでも、瓶に詰められても変わりません。

樽酒の大きさや容量

菰に巻かれた本荷樽(ほんにだる)は、18L(一斗樽)、36L(二斗樽)、72L(四斗樽)が基本容量としてあります。お酒の容量を考える目安となるのが、一人分を一合升(180ml)に注ぐと、18Lで100杯分。36Lで200杯分。72Lだと400杯分という計算になりますから、集まられる人数で考えるのが良いと思われます。また、「鏡開き」を行う際には見栄え良い大きい方が良いが、人数は少ないので中味のお酒の容量は少ない方が良い」という場合には、見た目は大きい四斗樽(72L)だが、お酒の量は半分の36L入のものや18L入の容量で適応する特製樽もあります。開催される式典などの規模に応じてお酒の容量を工夫できるようになっています。

樽酒 賞味期限

一升瓶などの瓶詰めされた「たる酒」は、一般的な瓶詰めのお酒と同じで保存状態によりますが、~1年ほどは美味しく飲むことはできます。また、樽酒に付いた木香(きが)も未開封であれば、詰められた時の風味を保ったままの状態ですので安心していただけます。杉樽に詰められた「樽酒」においては、注意が必要です。本来、木樽にお酒を詰める時は、式典やパーティーなどの開催される日に詰めたお酒が、一番美味しい頃を見計らってひとつずつ詰めている、手作業商品であります。従って、木樽に入った樽酒は、未開封であっても数週間以内には飲み切るのが良いです。長いこと置いておくと、木の香りが強く付き風味を損ないますし、ひどい場合となるとカビが付いたり見た目だけではなく衛生上にも問題が発生しますので要注意となります。

瓶詰めされたお酒も酒樽のお酒も基本的には、開封後は早めに飲んでいただき「樽酒」の美味しさを味わってください。

・・・乾杯!

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